23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。前場終値は前日比1.38%安の18930.02ポイントだった。中国企業指数は1.45%安の6719.13ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で697億6000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏で推移し、心理的節目の19000ポイントを割って前場の取引を終えた。公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月30日−5月1日開催分)で早期の利下げに慎重な姿勢が示されたことを嫌気し、香港市場でも売りが広がった。また、23日の人民元相場の基準値が1米ドル=7.1098元と4カ月ぶり安値を付けたことも相場の重しとなった。
個別では、モルガン・スタンレーが投資判断と目標株価を引き下げたネットイース(
09999)が5%下げたほか、アリババ集団(
09988)や中国平安保険(
02318)が売られて指数を押し下げた。理想汽車(
02015)や蔚来集団(
09866)など新興電気自動車メーカーの下落も目立った。半面、東方海外(
00316)や万洲国際(
00288)が買われた。