週明け20日の香港市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.42%高の19636.22ポイントだった。中国企業指数は0.44%高の6964.99ポイント。メインボードの売買代金は概算で1564億7000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏の狭いレンジでもみ合い。利益確定売りが出て上値は伸び悩んだものの、終値ベースで2023年8月1日以来およそ9カ月半ぶりの高値を更新した。中国の経済政策への期待が根強いなか、運用リスクをとる動きが続いた。前週末のNY市場でダウ平均が反発し、終値で初めて4万米ドルを突破したことも投資家心理を強気に傾けたもよう。セクター別では素材、一般消費財、エネルギーが高い半面、通信が軟調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、スポーツ用品の李寧(
02331)が7%超上げたほか、金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)、香港コングロマリットの新世界発展(
00017)が大幅に続伸。自動車株の吉利汽車(
00175)、理想汽車(
02015)、BYD(
01211)も買われた。半面、金融株の中国人寿保険(
02628)と招商銀行(
03968)、大型ネット株の美団(
03690)が売られ、相場の重荷だった。中国検索サービス最大手の百度(
09888)、白物家電大手の海爾智家(
06690)、不動産株の龍湖集団(
00960)と碧桂園服務(
06098)は反落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.55%高の4135.38ポイントと7営業日続伸。画像認識システムのセンスタイム(
00020)が約12%上げた。電気自動車の小鵬汽車(
09868)、医薬品ネット通販の京東健康(
06618)、オンライン旅行会社の同程旅行(
00780) も高い。一方、中国ミニブログ大手のウェイボー(
09898)、ライブコマースの東方甄選(
01797)が売られた。