2024-05-17 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(16日):ダウ38米ドル安と3日ぶり小幅反落、一時4万ドル超え
16日のNY株式相場は反落。年内の利下げ期待や好決算を発表したウォルマートが大幅高となり堅調に推移したが、終盤にかけて利益確定売りに押された。ダウ平均は一時146米ドル高の4万0051.05米ドルまで上昇し、初めて4万米ドルの大台を突破したが、38.62米ドル安(-0.10%)と小幅ながら3日ぶりに反落して終了。
S&P500とナスダック総合も前日に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、S&P500が0.21%安と3日ぶりに反落し、ナスダック総合は0.26%安と4日ぶりに反落した。
S&P500の11セクターは生活必需品(+1.48%)を除く10セクターが下落。一般消費財、素材、資本財が0.6-0.7%下落した。ダウ平均採用銘柄はウォルマートが6.99%高となったほか、3M、ボーイング、インテル、トラベラーズが2-3%上昇した一方、シスコ・システムズ、キャタピラーが2%超下落し、ホーム・デポ、アムジェン、アマゾン、シェブロンも1%超下落した。
ダウ平均は3月21日に一時3万9889米ドルまで上昇し4万米ドルに迫ったが、利下げ期待の後退や米10年債利回りの上昇を受けて4月中旬に3万7000米ドル台まで下落した。しかし、好調な1−3月期決算や、4月消費者物価指数(CPI)などの一部の経済指標がインフレ沈静化を示し年内の利下げ期待が復活したことなどで上昇トレンドを取り戻した。
年初来ではダウ平均が5.78%高となったほか、S&P500が11.05%高、ナスダック総合が11.24%高の大幅高となった。