映画「ビッグ・ショート(邦題はマネー・ショート)」のモデルとなった著名投資家のマイケル・バリー氏がJDドットコム(
09618)やアリババ集団(
09988)の米国預託証券(ADR)を買い増していることがわかった。バリー氏が率いるサイオン・アセット・マネジメントが提出した書類によると、2024年1−3月期にJDドットコムのADRを16万株、アリババ集団のADRを5万株それぞれ取得した。『香港経済日報』が16日伝えた。
サイオン・アセット・マネジメントはJDドットコムとアリババ集団のADRをそれぞれ36万株、12万5000株保有しており、時価総額はそれぞれ986万米ドル、904万5000米ドルに上り、投資ポートフォリオの9.53%、8.74%を占めている。
バリー氏は昨年4−6月期に中国テック株から投資を引き揚げたものの、7−9月期に投資を再開している。JDドットコムとアリババ集団のADRは今年に入ってそれぞれ16%超、4%超上昇している。