ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国のインターネットサービス大手、テンセント(
00700)の目標株価を408HKドルから14%引き上げて466HKドルに設定した。2024−26年利益予想を7−8%上方修正。投資判断は「買い」に据え置いた。テンセントの年初来株価が市場全体をアウトパフォームしているものの、さらに上昇余地があるとの見方を示した。『AAストックス』が16日伝えた。
ゴールドマンはテンセントの2024年1−3月期の利益成長を評価。売上高は6%増と市場予想と一致したほか、オンライン広告収入は26%増となり、予想から上振れした。非GAAPベースの調整済み純利益は54%増とゴールドマン予想の24%増を大幅に上回った。
テンセントの業績はここ十数年でもっとも早いペースで成長しているとの見方を示した。出資先企業の収益力の向上も純利益とフリーキャッシュフローの拡大に寄与し、継続的な配当や自社株買いを支えられるとした。
テンセントの株価は日本時間午後2時46分現在、前日比4.09%高の397.40HKドルで推移している。