中国のネット通販最大手、アリババ集団(
09988)は14日大引け後、香港の上場ステータスを現在の「セカンダリー」から「プライマリー」に切り替える手続きが2024年8月末までに完了する見通しだと発表した。切り替えの正式な日程が決まり次第、公告で発表する。
香港市場では、セカンダリー上場の銘柄は中国本土市場との相互取引制度「ストックコネクト」の対象外となる。『香港経済日報』は、アリババ集団がプライマリー上場に転換すれば、「ストックコネクト」を通じて中国本土の投資家が同社に投資できるようになると指摘した。アリババ集団は22年7月、プライマリー上場への転換を香港証券取引所に申請すると発表した。転換後は香港証取と米ナスダックのデュアルプライマリー上場となる。
アリババ集団の14日終値は前日比1.85%安の82.65HKドル。