14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続落。終値は前日比0.07%安の3145.77ポイントだった。深セン成分指数は0.05%安の9668.73ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8245億6200万元だった。
上海総合指数は高く始まったものの、その後はマイナス圏での推移が目立ち、前日終値をわずかに下回ってこの日の取引を終えた。中国政府が打ち出すインフラ整備事業などの景気刺激策に対する期待は強いものの、指数は約8カ月ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、石炭や海運・港湾、ガスなどが売られた。半面、ゲームが全面高となったほか、教育や自動車、繊維・アパレルも買われた。
A株市場では、美的集団(
000333)や中聯重科(
000157)が売られたほか、三一重工(
600031)や中信銀行(
601998)も安かった。半面、自動車の買い替え政策の実施で販売が増えるとの期待から厦門金龍汽車集団(
600686)や長城汽車(
601633)が大幅高となった。チェンミン・ペーパー(
000488)や奥飛娯楽(
002292)、招商局蛇口工業区控股(
001979)も高かった。
上海B株指数は0.05%高の254.49ポイント、深センB株指数は0.57%高の1124.74ポイント。