中国汽車工業協会（CAAM）が11日発表した2024年4月の新車販売台数は、前年同月比9.3％増の235万9000台だった。前月比では12.5％減った。1−4月累計の販売台数は907万9000台となった。前年同期比10.2％増加したが、1−3月と比べて0.3ポイント減速した。

　CAAMは「現在、わが国の自動車市場は輸出の伸び率が国内販売を上回っており、国内自動車市場のいっそうの振興が急務となっている」と述べた。中国当局が自動車買い替え補助金の実施細則を最近発表した上、各メーカーが相次いで新型車を投入したことで自動車購入が刺激され、国内市場で需要が高まる見通しだとした。

　乗用車の4月の販売台数は前年同月比10.5％増の200万1000台。1−4月累計の乗用車販売台数は前年同期比10.6％増の768万9000台となった。乗用車のうち、中国ブランドは4月の販売台数が27.3％増の127万2000台で、乗用車市場シェアは63.5％と前年同月比8.4ポイント上昇した。1−4月累計では26.7％増の466万4000台となり、乗用車市場シェアは7.7ポイント上昇の60.7％だった。

　新エネルギー車（純電気車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車）は4月の新車販売台数が85万台と前年同月比33.5％増え、自動車販売台数全体の36％を占めた。1−4月累計では前年同期比32.3％増の294万台となり、自動車販売台数全体の32.4％を占めた。プラグインハイブリッド車の販売台数が急増しており、4月は前年同期比95.7％増、1−4月累計では前年同期比84.5％増だった。