10日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。終値は前日比0.01%高の3154.55ポイントだった。深セン成分指数は0.58%安の9731.24ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9125億3300万元だった。
上海総合指数は、前場はマイナス圏での推移が目立ったが、後場は前日終値を挟んでもみ合い、終値で昨年9月6日以来の高値を連日で更新した。前日の米株高が好感されたが、指数は約8カ月ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、週末には物価統計や金融統計が発表される予定で、様子見ムードも強まった。セクター別では、不動産開発や不動産サービスが買われたほか、保険、銀行、証券なども高かった。半面、バッテリーや半導体、医療サービスが売られた。
A株市場では、招商局蛇口工業区控股(
001979)や保利発展控股集団(
600048)が大きく上げたほか、中国太平洋保険(
601601)や紫金鉱業集団(
601899)も高かった。半面、北方華創科技集団(
002371)が大きく下げたほか、曙光信息産業(
603019)や隆基緑能科技(
601012)も安かった。複数の幹部が連行されたと伝わった雲南白薬集団(
000538)は1%超下げた。
上海B株指数は0.05%高の254.80ポイント、深センB株指数は0.23%安の1126.14ポイント。