UBSは最新リポートで、中国本土の個人投資家が上海・深セン証券取引所と香港証券取引所の相互取引制度を通じて投資した香港上場企業について、配当にかかる20%増の所得税を免除する方向で中国当局が検討を進めていると外電が伝えたが、市場センチメントの改善につながり、香港証券取引所の1日当たりの平均売買代金が4%増加すると予想した。ただ、香港証券取引所(
00388)の売上高への影響は1桁前半にとどまると指摘。投資判断は「中立」、目標株価は262HKドルに設定している。『経済通』が10日伝えた。
UBSは、配当利回りの高い銘柄に関心のある中国本土の投資家が株式投資を増やすと予想したほか、証券投資ファンドなども免税の対象に含まれる可能性があるとみている。
香港証券取引所の株価は日本時間午後3時54分現在、前日比7.23%高の284.80HKドルで推移している。