7日の香港株式市場で、ハンセン指数は11営業日ぶりに反落。終値は前日比0.53%安の18479.37ポイントだった。中国企業指数は0.70%安の6526.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で1134億2000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた。序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かず、その後はマイナス圏でもみ合った。前日まで10営業日続伸し、終値ベースで昨年9月4日以来、およそ8カ月ぶりの高値を連日で更新した後とあって、利益確定売りが重荷となった。もっとも、米利下げ期待や、中国各地の不動産購入規制の撤廃や自動車の買い替え促進といった政策支援を好感する買いが相場を支え、下値は堅かった。
ハンセン指数構成銘柄では、ジェフリーズが目標株価を引き下げたオンラインゲーム大手のネットイース(
09999)が約5%安となったほか、大型ネット株の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ(
01299)が売られ、指数を押し下げた。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)が続落。前日に高かった新興自動車メーカーの理想汽車(
02015)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が反落した。半面、本土系不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)、海運の東方海外(
00316)、電動工具大手の創科実業(
00669)、PC世界大手のレノボグループ(
00992)などが買いを集めた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.13%安の3922.54ポイントと3営業日ぶりに反落。ビリビリ(
09626)、ネットイース、快手科技(
01024)が下落率上位。上昇はBYDエレクトロニック(
00285)、レノボグループ、舜宇光学科技(
02382)の3銘柄のみだった。