連休明け6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比1.16%高の3140.72ポイントだった。深セン成分指数は2%高の9779.21ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1024億5900万元だった。
上海総合指数は高く寄り付くと、おおむね上昇率1%前後の水準でもみ合った。終値ベースで昨年9月11日以来、約8カ月ぶりの高値を更新した。連休中の香港市場でハンセン指数が3日まで9営業日続伸した後とあって、本土市場の出遅れ感から買いが優勢。中国各地の不動産購入規制の撤廃や自動車の買い替え促進といった政策支援が引き続き好感されたほか、米利下げ期待の再燃も支援材料となった。
セクター別では、化学繊維が全面高。化学原料、化学製品、バイオ製品、輸送用設備なども高い。半面、観光・ホテルが下げた。
A株市場では、家電メーカーの海信家電集団(
000921)、海爾智家(
600690)が急伸。バスメーカーの鄭州宇通客車(
600066)、建機メーカーの徐工集団工程機械(
000425)、電子機器受託製造サービス大手の立訊精密工業(
002475)、保険会社の中国太平洋保険(
601601)なども買いを集めた。半面、石油株のペトロチャイナ(
601857)、食品関連の洽洽食品(
002557)、銀行株の中国銀行(
601988)などが売られた。
上海B株指数は0.26%安の255.88ポイント、深センB株指数は0.17%高の1109.56ポイント。