2024-05-03 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:9日続伸、オフショア人民元相場の上昇で買い安心感
3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は9営業日続伸。前場終値は前日比1.14%高の18413.79ポイントだった。中国企業指数は1.29%高の6520.05ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で689億5000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、高く始まった。序盤に上昇率が2%を超えると利益確定売りが出て、じりじりと上げ幅を縮小した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が2日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で利上げに否定的な発言をしたことで米長期金利が低下。オフショア人民元(CNH)相場がきょう上昇し、節目の1米ドル=7.20元を上抜けたことも買い安心感につながった。
個別ではネット株の上昇が目立ち、ネットイース(
09999)、JDドットコム(
09618)、百度(
09888)、アリババ集団(
09988)が大幅高。不動産開発の中国海外発展(
00688)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、アジア拠点の生保大手AIAグループ(
01299)が続伸した。半面、前日高かった無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)が大幅に下落。乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、金鉱大手の紫金鉱業集団(
02899)も売られた。