四環医薬(
00460)は2日前引け後、子会社の軒竹生物科技が開発した抗がん剤「Dexitinib錠」(製品コードXZP-3621)の販売承認申請が中国の国家食品薬品監督管理総局に受理されたと発表した。適応症は未分化リンパ腫キナーゼ (ALK) 陽性、局所進行性または転移性の非小細胞肺がん (NSCLC) 患者の治療。申請が承認されれば、軒竹生物科技が開発して販売が認められた3つめの新薬となる。
四環医薬によると、Dexitinib錠は新世代の ALK 阻害薬で、第1世代および一部の第2世代 ALK 阻害剤に耐性がある変異に対して優れた活性が臨床研究で示された。すでに市販されている同種の医薬品と比べ、ALK陽性の局所進行性または転移性NSCLC 患者の治療において客観的奏効率(ORR)が高く、安全性で勝っているという。
四環医薬の株価は日本時間午後3時51分現在、前営業日比8.77%高の0.62HKドルで推移している。