30日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日続伸。前場終値は前日比0.20%高の17782.30ポイントだった。中国企業指数は0.12%高の6290.62ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で647億7000万HKドル。
ハンセン指数は終始プラス圏でもみ合った。前日の米株高や、米長期金利の低下が好感されたほか、午前中に官民が発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに市場予想を上回り、中国の景況感の改善も支援材料となった。もっとも、前場半ばは上げ幅を拡大する場面もあったが、17900ポイント付近で伸び悩んだ。香港市場はあす、メーデーで休場となる上、30日から5月1日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれることから、積極的に運用リスクを取る動きは限られた。
個別では、親会社による非公開化計画を発表し、きょうから取引を再開したロクシタン(
00973)が大幅高。家電メーカーの海爾智家(
06690)、海運会社の東方海外(
00316)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)なども買いを集めた。半面、ガラスメーカーの信義ガラス(
00868)、製薬株の中国生物製薬(
01177)などが安い。前日に高かった本土不動産関連の碧桂園服務(
06098)が反落した。