ロクシタン(
00973)は29日大引け後、親会社のロクシタングループが非公開化を提案したと明らかにした。8日にロクシタンの取締役会に提出された計画によると、ロクシタングループは他の株主が保有するロクシタン株を買い取り、ロクシタンの上場を廃止する。
1株当たり買取価格は34.00HKドルで、2月5日終値の26.00HKドルを30.77%上回る水準。ストックオプション(株式購入権)と未確定株式報奨も買い取る。買収額は株式(ストックオプションも含む)が139億700万HKドル、未確定株式報奨が1億4700万HKドルに上る見通し。
ロクシタングループはロクシタンのレイノルド・ガイガー取締役会長が支配する持ち株会社で、ロクシタンの発行済み株式の72.64%を保有している(共同保有者分を含む)。その他の株主の90%超(持ち株比率ベース)が4カ月以内に非公開化提案を受け入れれば、ロクシタングループは企業買収規則に基づいて残りの株式を強制的に買い取ることができる。
ロクシタンは9日から株式取引を停止していたが、30日の現地時間午前9時に取引を再開する。