2024-04-26 |
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NY市況(25日):ダウ375米ドル安と続落、メタの急落や米債利回りの上昇が重し
25日のNY株式相場は下落。弱い売上高見通しや投資拡大が嫌気されたメタ・プラットフォームズが10%超の急落となったことや、1-3月期GDP速報値が予想を大幅に下回った一方、同期間のインフレ指標が上振れし、米10年債利回りが大幅に上昇したことが重しとなった。ただ、売り一巡後は、エヌビディアなどの半導体株が反発したことや、テスラが大幅に続伸したことで主要3指数は下落幅を縮小した。
ダウ平均は朝方に706米ドル安まで下落後、375.12米ドル安(-0.98%)と2日続落して終了。S&P500とナスダック総合はともに4日ぶりの反落となったが、S&P500は1.60%安まで下落後、0.46%安で終了し、ナスダック総合は2.35%安まで下落後、0.64%安と下落幅を大きく縮小して終了した。
S&P500の11セクターは素材、エネルギー、資本財、公益、ITの5セクターが上昇し、コミュニケーション、ヘルスケア、不動産、金融、生活必需品、一般消費財の6セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は好決算を発表したメルクが2.93%高となったほか、インテル、ボーイングなどが1%超上昇した一方、予想を下回る売上高やクラウドソウトウェア会社のハシコープの買収を発表したIBMが8.25%安、弱い見通しなどが嫌気されあキャタピラーが7.02%安となり、引け後に決算発表を控えるマイクロソフトも2.45%下落した。半導体株はエヌビディアが3.71%高と反発し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は1.96%高と4日続伸した。
引け後の動きでは、予想を上回る決算や初めての配当支払いを発表したアルファベットが時間外で13%高と急伸し、決算が予想を上回ったマイクロソフトも時間外で4%高。一方、インテルは弱い見通しなどが嫌気され時間外で8%超下落した。