画像認識システムの中国最大手、センスタイム(
00020)は24日大引け後、同日の株価と出来高の異常な変動を受け、事情説明の公告を発表した。同社は23日に上海で開いた技術交流イベントで、大規模モデル「日日新(SenseNova)5.0」を発表した。同社が2023年4月に初公開した人工知能(AI)基盤言語モデルの最新版で、文章の作成、推論、要約や数学、コーディングの能力が大幅に向上し、性能は概ね米OpenAIのGPT-4 Turboに匹敵する。また、企業向け統合型大規模モデルエッジデバイスバーションとモバイル端末向け大規模モデルSDKバーションも発表した。
一方、上記のほかに、株価と出来高の異常な変動をもたらす理由は関知しておらず、開示すべき内部情報もないとした。
センスタイムは24日、現地時間午前11時15分に株式取引を停止したが、25日午前9時から取引を再開する。