24日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3日続伸。終値は前日比2.21%高の17201.27ポイントだった。中国企業指数は2.45%高の6100.22ポイント。メインボードの売買代金は概算で1295億8000万HKドル。
ハンセン指数は次第に上げ幅を広げる展開。大引けにかけて上値が重くなったものの、終値は2023年11月28日以来およそ5カ月ぶりの高値圏だった。中東情勢に対する過度な警戒感が後退し、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。米長期金利の低下を受け、ハイテク株を中心に幅広いセクターで買いが膨らんだ。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、美団(
03690)、テンセント(
00700)が買われ、相場の上昇を主導した。保険株のAIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)、中国人寿保険(
02628)がそろって続伸。スポーツ用品の李寧(
02331)、アルミ製品メーカーの中国宏橋(
01378)は7%超上げた。半面、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が大幅安だった。電気自動車の理想汽車(
02015)、香港商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)は反落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.61%高の3573.59ポイントと3日続伸。画像認識システムのセンスタイム(
00020)が急騰し、前場に株式取引を停止した。停止直前の株価は前日比31.15%高の0.80HKドル。動画配信のビリビリ(
09626)と快手科技(
01024)も大幅高だった。