19日の香港市場で中国のダウン衣料最大手、波司登国際(
03998)が高い。一時は前日比7.1%高の4.37HKドルを付け、1年ぶりの高値を更新。株価は日本時間午後4時45分現在、前日比5.39%高の4.30HKドルで推移している。ゴールドマン・サックスによる投資判断と目標株価の引き上げが好感されたもよう。
『AAストックス』によると、ゴールドマンは最新リポートで、波司登国際の投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を3.7HKドルから5.5HKドルにそれぞれ引き上げた。マクロ環境が厳しいなか、販売価格の引き上げや製品種類の拡充などにおいて波司登国際が同業他社をアウトパフォームすると予想し、同社に対してポジティブな見方を示した。
ゴールドマンは、波司登国際の経営陣が新製品の投入効果を理由に、2024年3月期の通期売上げ見通しをこれまでの20%増から30%増に引き上げたことに言及。製品の多様化や販売チャネルの最適化などにより利益が売り上げを上回るペースで伸びる可能性があるとした。