2024-04-19 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反落、米ハイテク株安と中東緊迫化が重荷
19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比1.23%安の16184.02ポイントだった。中国企業指数は1.19%安の5734.72ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で630億6000万HKドル。
ハンセン指数は下落率1−2%のレンジで推移。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれするとの見方から前日のNY市場でハイテク株が売られた流れを引き継いだ。中東情勢の緊迫化を受け、リスク回避の売りも出たもよう。中東の複数のメディアが「イラン領内の複数の場所で爆発があった」と報じた。ただ、心理的節目の16000ポイントに近い水準では下げ渋った。
個別では、生活アプリ運営の美団(
03690)が売られて相場の重荷となった。電気自動車の理想汽車(
02015)は7.32%安。スマートフォン関連の舜宇光学科技(
02382)と小米集団(
01810)も安い。医薬品関連の中国生物製薬(
01177)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、薬明生物技術(
02269)、翰森製薬(
03692)の下げが目立った。一方、石油株のペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、シノペック(
00386)がそろって上昇。海運大手の東方海外(
00316)は大幅に反発した。