週明け15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。前場終値は前営業日比0.73%安の16599.34ポイントだった。中国企業指数は0.41%安の5855.59ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で543億HKドル。
ハンセン指数は序盤に下げ幅を広げ、一時は100日移動平均線(前引け時点で16496.47ポイント)を割り込む場面があった。前週末のNY市場での長期金利の上昇と株式相場の下落を受け、幅広いセクターで運用リスクを回避する売りが先行。イランがイスラエルを直接攻撃したことで中東情勢の緊迫化が警戒された。もっとも、エネルギー資源株や中国本土系の金融株が上昇し、一定の下支えとなった。
個別では、大型株のAIAグループ(
01299)とアリババ集団(
09988)が売られ、相場の重荷だった。宝飾品販売の周大福珠宝(
01929)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、自動車販売の中升集団(
00881)、スポーツ用品の李寧(
02331)は大幅に続落した。一方、石油株のペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)、石炭株の中国神華能源(
01088)がそろって反発。半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、本土系金融株の中国工商銀行(
01398)、中国人寿保険(
02628)、中国建設銀行(
00939)も買われた。