12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.49%安の3019.47ポイントだった。深セン成分指数は0.78%安の9228.23ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8101億7800万元だった。
上海総合指数は中盤まで前日終値を挟んでもみ合ったが、終盤に下げ幅を拡大し、終値は3月28日以来、約2週間ぶりの安値だった。中国当局が消費財の買い替え促進政策を数日内に公表する見通しを示したことが好感されたが、16日には1−3月期の国内総生産(GDP)など主要経済指標が発表されるとあって、様子見ムードが広がった。また、週末を前に持ち高調整の売りも相場の重しとなった。セクター別では、保険が全面安となったほか、ゲームやバッテリー、太陽光発電設備なども売られた。半面、貴金属が全面高。宝飾や家電、採掘も買われた。
A株市場では、鄭州千味央厨食品(
001215)や広州汽車集団(
601238)が大きく売られたほか、万科企業(
000002)や国軒高科(
002074)の下落も目立った。半面、富士康工業互聯網(
601138)や福建龍浄環保(
600388)が買われたほか、金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(
601899)も高かった。
上海B株指数は0.22%安の258.27ポイント、深センB株指数は0.29%安の1078.20ポイント。