CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、新エネルギー車(NEV)・電池メーカー、BYD(
01211)の投資判断を「買い」に据え置いたが、値下げ販売により利益予想は下方修正し、H株の目標株価は310HKドルから264HKドルに引き下げた。『インフォキャスト』が11日伝えた。
CLSAは、販売不振と収益性の低下は同時には起こらないとして、市場はBYD経営陣が当初設定した保守的な経営目標に過剰反応したとの見方を示した。同行はBYDの2024年について、輸出と高級モデルが利益全体の3分の2以上を占めるものの、売上高全体に占める割合は20%にとどまるとみている。今年1−3月期の販売台数に基づくと、BYDの24年通年の販売台数は、「少なくとも360万台」という経営陣の予想を上回り、380万台と予想している。