週明け8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3営業日続落。前場終値は前営業日比0.09%安の16709.68ポイントだった。中国企業指数は0.02%高の5864.55ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で605億8000万HKドル。
ハンセン指数は前週末終値を挟んで一進一退。前週末の米株高を受けた買いが入った半面、中東情勢を巡る地政学リスクの高まりや米長期金利の上昇を嫌気する売りが相場の重荷だった。強弱材料が入り混じる中で荒い値動きとなり、相場の方向感を欠いた。10日に3月の米消費者物価指数(CPI)と米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録(3月19−20日開催分)が発表されるとあって、結果を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えたもよう。
個別では、大型株のAIAグループ(
01299)、美団(
03690)、テンセント(
00700)が下落して相場を押し下げた。ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)と華潤ビール(
00291)が安い。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、製薬の翰森製薬(
03692)は大幅に反落した。一方、前週末に売られた薬明生物技術(
02269)、中国宏橋(
01378)、華潤電力控股(
00836)、碧桂園服務(
06098)が大幅に上昇した。