休場明け5日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。終値は前営業日比0.01%安の16723.92ポイントだった。中国企業指数は0.19%安の5863.57ポイント。メインボードの売買代金は概算で736億1000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、前営業日終値を挟んで一進一退。米連邦準備理事会(FRB)が重視する3月の米雇用統計の発表を5日に控えて様子見ムードが強く、方向感を欠く展開となった。前日の米株安を受けた売りが出て、前場に下げ幅を広げる場面があったものの、下落率が1%を超える水準では買い直しが入って相場を下支えした。セクター別では医療・ヘルスケアと公共事業が安い半面、金融が堅調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、医薬品関連の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、中国生物製薬(
01177)、阿里健康(
00241)、京東健康(
06618)、中国生物製薬(
01177)が大幅に下落。不動産管理の碧桂園服務(
06098)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)も売られた。半面、時価総額が大きいHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、美団(
03690)が買われて一定の下支えとなった。太陽光パネル用ガラスの信義光能(
00968)、家電の海爾智家(
06690)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)は反発した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.29%安の3450.89ポイントと続落。ライブコマースの東方甄選(
01797)、画像認識システムのセンスタイム(
00020)の下げがきつい。一方、休場前に売られたキングソフト(
03888)が上昇した。