CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、中国のスマートフォン部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(
00285)の予想PERを下方修正し、目標株価を51.1HKドルから42.6HKドルに引き下げた。ただ投資判断は「買い」を維持し、BYDエレクトロニックは成長軌道に戻っているとの見方を示した。『AAストックス』が2日伝えた。
CLSAは、BYDエレクトロニックの経営陣の予想では、利幅が大きく平均販売価格が高い製品を投入し続けることで今年は自動車向け業務の利益率が安定すると指摘。自動化とデジタル化の水準に支えられ、経営陣は先ごろ買収した金属ケース事業の収益力改善に自信を持っているとした。また、米エヌビディアとの堅い協力関係や液冷分野の先端技術が、人工知能(AI)サーバー事業の発展につながると評価した。
BYDエレクトロニックの株価は日本時間午後2時51分現在、前日比0.69%安の28.65HKドルで推移している。