2024-04-02 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に4日続伸、方向感欠く 風力発電設備株に買い
2日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に4営業日続伸。前場終値は前日比0.03%高の3078.33ポイントだった。深セン成分指数は0.37%安の9611.80ポイントと4営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6023億3300万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退。3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から上昇したことで国内景気不安が後退した半面、前日終値は3月20日以来およそ2週間ぶりの高値だっただけに利益確定売りが出て、相場の方向感を欠いた。政策の恩恵が期待できる銘柄が買いを集め、指数を下支えした。
セクター別では、風力発電設備がほぼ全面高。中国当局が農村部での風力発電プロジェクト推進を指示したと伝わった。バッテリー素材、化学原料、採掘業も高い。半面、文化・メディアやゲーム、インターネットサービス、ソフトウエア開発が売られた。
上海B株指数は0.26%高の256.23ポイント、深センB株指数は0.38%高の1096.73ポイントとともに4営業日続伸した。