2024-04-02 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(1日):ダウ240米ドル安、アルファベットや半導体株が上昇しナスダック反発
1日のNY株式相場は高安まちまち。週末にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が利下げを急ぐ必要がないと発言し、米10年債利回りが上昇したことが重しとなった。第1四半期(1−3月期)に主要3指数がそろって大幅に上昇し、ダウ平均が心理的節目の40000ドルに接近したことも高値警戒感につながった。
ダウ平均はほぼ横ばいでスタートしたものの、一時316米ドル安まで下落し、240.52米ドル安(-0.60%)の3万9566.85米ドルで終了。S&P500も0.48%安まで下落後、0.20%安で終了し、ともに3営業日ぶりに反落した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.68%高まで上昇後、0.31%安まで下落したが、0.11%高と小幅に反発して終了。
米10年債利回りが先週末の4.19%から4.31%に上昇したものの、時価総額上位のアルファベットが3%超上昇したほか、マイクロン・テクノロジーなどの半導体株が上昇し、ナスダック総合を押し上げた。
S&P500の11セクターはコミュニケーション、エネルギー、ITの3セクターが上昇し、不動産、ヘルスケア、資本財、生活必需品、公益など8セクターが下落。ダウ平均採用銘柄は3Mが6%超上昇した一方、ホーム・デポが4%超下落し、ボーイング、ハネウェル、ナイキ、プロクター・アンド・ギャンブル、ユナイテッドヘルス、ゴールドマン・サックスが1%超下落した。