26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.17%高の3031.48ポイントだった。深セン成分指数は0.28%高の9449.43ポイントと4営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9559億5500万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、前日終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい展開。人民元安に伴う資金流出が警戒された半面、前日終値は2月29日以来の安値とあって買い直しが入った。中国当局が住宅購入を支援する政策を打ち出すとの期待も投資家心理を支えたもよう。セクター別では電池やガラス、不動産開発、不動産サービス、自動車部品が買われ、ゲーム、ソフトウエア開発、インターネットサービスが売られた。
A株市場では車載電池関連の国軒高科(
002074)と寧波杉杉(
600884)、環境保護関連の福建龍浄環保(
600388)と北京東方園林環境(
002310)が高い。不動産株の招商局蛇口工業区控股(
001979)、銀行株の招商銀行(
600036)、食品株の仏山市海天調味食品(
603288)も買われた。一方、アニメーション制作の奥飛娯楽(
002292)、ゲーム会社の完美世界(
002624)が続落。監視カメラシステムの浙江大華技術(
002236)、スーパーコンピューターの曙光信息産業(
603019)も大幅安だった。
上海B株指数は0.24%安の251.33ポイントと7営業日続落。深センB株指数は0.51%高の1088.28ポイントと3営業日ぶりに反発した。