アリババ集団（09988）傘下の淘宝中国（タオバオ・チャイナ）が先週、中国の新興電気自動車（EV）メーカー、小鵬汽車（09868）のADS（米国預託株式）3300万株（発行済みADS総数の4.3％）を売却した。これについて小鵬汽車は、アリババ集団による持ち株の売却がアリババの戦略調整に基づいたもので、電子商取引以外の事業を全面的に縮小するわけではないとの見解を示した。小鵬汽車のほかにビリビリ（09626）などの株式を売却したとも言及した。『香港経済日報』が本土メディアの報道を引用して25日伝えた。

　小鵬汽車は、今後も研究開発はマーケッティングなどの分野で提携を継続し、アリババ集団は依然としてもっとも重要な戦略的提携パートナーだと強調。アリババ集団が構築する人工知能（AI）基盤に期待を示し、小鵬汽車のスマートEV技術の革新につながるとした。