新興の新エネルギー車メーカー、理想汽車(
02015)は21日大引け後、2024年1−3月期の納車台数見通しを7万6000−7万8000台に引き下げたと発表した。2月26日に明らかにしていた従来見通しは前年同期比90.2−95.9%増の10万−10万3000台。受注が予想を下回ったことから、下方修正を決めた。
同社の李想会長兼最高経営責任者(CEO)は3月に直面した課題として、1日に発売した多目的車(MPV)「理想MEGA」の業務進展ペース設定の誤りを挙げた。「理想MEGAが1のものを10にする高成長段階にあるかのように業務展開してきたが、実際にはまだ0のものを1にする事業検証段階だった」と李会長は述べた。さらに、販売量と競争に気を取られるあまり、ユーザーのための価値を創造し、業務効率を向上させるという、本来得意としていたことに集中できなかった」と述べ、販売台数見通しを下方修正した上で健全な成長を取り戻す考えを示した。
理想汽車の21日終値は前日比1.05%高の135.10HKドル。