21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小反落。終値は前日比0.08%安の3077.11ポイントだった。深セン成分指数は0.36%安の9682.51ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆677億6800万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開が続いた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通りに政策金利が5.00−5.25%で据え置かれ、メンバーのFF金利見通し(ドットプロット)では年内3回の利下げ見通しが維持されたことを好感した半面、指数は約5カ月ぶり高値圏で推移しているとあって、利益確定売りが重荷となった。
セクター別では、太陽光発電設備、電子化学品、医療サービス、バイオ製品などが安い。半面、貴金属が全面高となったほか、文化・メディア、不動産サービス、ゲームなどが買われた。
A株市場では、大株主が一部保有株の売却計画を発表したスーパーマーケット大手の永輝超市(
601933)が大幅安。太陽光発電設備メーカーの晶澳太陽能科技(
002459)、家電メーカーの海信家電集団(
000921)、漢方薬大手の東阿阿膠(
000423)などが下げた。テック株の曙光信息産業(
603019)が反落した。半面、豚肉関連の新希望六和(
000876)、牧原食品(
002714)、自動車メーカーの重慶長安汽車(
000625)、非鉄金属の中国アルミ(
601600)などが買いを集めた。
上海B株指数は1.3%安の255.93ポイント、深センB株指数は0.37%高の1089.75ポイントだった。