シティグループは最新リポートで、新薬開発の受託会社、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)の目標株価をこれまでの175HKドルから90HKドルへ48.6%引き下げた。会社側が示した2024年の業績見通しが失望的な内容で、市場の信頼感をさらに損ない、先行き不透明感が増していると指摘。これを踏まえ、2024−25年売上高予想を22%、35%、EPS予想を19%、34%それぞれ下方修正した。長期的な売り上げ成長は減速すると予想した。『AAストックス』が20日伝えた。
シティは、無錫薬明康徳新薬開発が24年売上高について、383億−405億元になるとの見通しを示したことに触れ、市場予想を顕著に下回ったと指摘。経営陣は24年の非国際会計基準(非IFRS)ベースの純利益率が安定すると予想したほか、米「バイオセキュア法案」がもたらす不確実性をすでに24年見通しに反映させたとした一方、直接的な影響はないとの見解を示したという。
無錫薬明康徳新薬開発の株価は日本時間午後2時37分現在、前日比0.63%安の39.30HKドルで推移している。