野村インターナショナルは最新リポートで、オンライン読書サービスの閲文集団(
00772)の目標株価を27.05HKドルから31.8HKドルに引き上げた。閲文集団が昨年、オンライン業務チャネルの最適化を進めた影響は徐々に弱まる見通しだとした。販売チャネルの最適化に加え、経営の重心を消費が大きいユーザーグループに移すことで、売上高が今年も成長するとみている。『AAストックス』が19日伝えた。
野村は、閲文集団の2023年下半期の売上高が37億元で、前年同期比5%増えたと指摘。主因として、IP業務売り上げが25%伸びてオンライン業務の7%減収を穴埋めしたことを挙げた。ただ、IP業務の粗利益率縮小が痛手となり、閲文集団の全体の粗利益率は47.4%と昨年同期比5.9ポイント低下。一方、利益はおおむね予想通りだったとした。
閲文集団の19日終値は前日比7.31%安の25.35HKドル。