2024-03-18 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小幅に4日続落、方向感欠く 不動産株に売り
週明け18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら4営業日続落。前場終値は前営業日比0.49ポイント安の16720.40ポイントだった。中国企業指数は15.77ポイント高の5836.27ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で559億2000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、前週末終値を挟んで一進一退。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が開く記者会見を20日に控え、米利下げ時期を見極めたいとして様子見ムードが広がった。中国国家統計局が午前に発表した1−2月の小売売上高と鉱工業生産が市場予想より強い内容だった半面、前週末の米ハイテク株安が地合いを悪化させた。
個別では、不動産株の下落が目立ち、恒基兆業地産(
00012)、龍湖集団(
00960)、新鴻基地産(
00016)、長江実業集団(
01113)、華潤置地(
01109)が売られた。アジア保険会社のAIAグループ(
01299)、スポーツ用品の李寧(
02331)は大幅に続落。新エネルギー車の理想汽車(
02015)も続落した半面、同業のBYD(
01211)は反発と明暗を分けた。中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)と子会社のJDドットコム(
09618)が高い。時価総額が大きいテンセント(
00700)とHSBC(
00005)が買われ、一定の下支えとなった。