シティグループは最新リポートで、中国の自動車・電池メーカー、BYD(
01211)を90日間の「ポジティブ・カタリスト・ウオッチ」に指定した。投資判断は「買い」、目標株価は463HKドル。『AAストックス』が13日伝えた。
シティは、BYDの3月の国内での小売り台数は28万台に回復すると予想。また、1−3月期の1台当たりの純利益は約6000元付近で安定しているとみている。新車種の投入や、スケールメリットの拡大、販売の回復と製品構成の改善を受けて、4−6月期の1台当たり純利益は8000−9000元に拡大すると予想した。
国産ブランドの回復はプラグインハイブリッド車(PHEV)とレンジエクステンダー付き電気自動車(EREV)がけん引するとの見方を示した。BYDの「DM-i5.0」が4−6月期にグレードアップを予定しているほか、「DM-p」の中高級モデルの販売も拡大していると指摘した。
BYDの株価は日本時間午後4時40分現在、前日比0.19%安の209.20HKドルで推移している。