12日後場の香港市場でスポーツ用品大手の李寧(
02331)が急伸。一時は上昇率が2割を超え、ボラティリティ抑制メカニズムが作動した。株価は日本時間午後3時56分現在、前日比8.07%高の22.10HKドルで推移している。同社株式の非公開化を李寧会長が検討しているとの報道が手掛かりとなったもよう。
複数の香港メディアが外電を引用し、李会長が李寧の非公開化を検討していると伝えた。李会長は財団を組成して株式を買収する考えで、TPGキャピタルやPAG、ヒルハウス・キャピタルなど複数のプライベートエクイティファンドが投資家として参加することに興味を示した。ただ、非公開化に関する協議は初期段階にあり、取引の詳細などは確定していないという。
一方、今回の報道に関する外電の問い合わせに対し、李寧は関連情報を関知していないと返答した。