12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前日比1.70%高の16870.31ポイントだった。中国企業指数は2.04%高の5866.39ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で631億HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、もみ合いながら上げ幅を拡大した。政策期待が引き続き買いを支えた。中国本土で1 1日の全国人民代表大会(全人代)が閉幕した。全人代の後に中国当局が具体的な産業振興策を打ち出すとの見方が広がっている。
個別では、スマートフォン大手の小米集団(
01810)が急伸。3月28日に同社初の電気自動車(EV)「SU7」を発売すると発表したことが材料視された。火鍋チェーン運営の海底撈国際(
06862)、本土不動産株の龍湖集団(
00960)、ネット通販大手のJDドットコム(
09618)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)なども大幅高。半面、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(
09961)、電動工具大手の創科実業(
00669)、アルミメーカーの中国宏橋(
01378)などが下げた。