2024-03-04 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(1日):ナスダック総合が史上最高値を更新、S&P500も5100ポイント超え
1日のNY株式相場は続伸。前日の米1月個人消費支出(PCE)価格指数がおおむね予想通りとなり、6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が続く中、米2月ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)などの経済指標が弱い結果となり米10年債利回りが低下したことでハイテク株を中心に買いが優勢となった。
ダウ平均は90.99米ドル高(+0.23%)と比較的小幅な上昇にとどまったが、S&P500が0.80%高、ナスダック総合が1.14%高と大幅に続伸。S&P500は5137.08ポイントと初めて5100ポイントの大台を上回って終了。ナスダック総合は一時16302.24ポイントまで上昇し、2021年11月以来、2年3カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新。終値でも2日連続で最高値を更新した。
週間ではダウ平均が0.11%安と反落した一方、S&P500が0.95%高、ナスダック総合が1.74%高と2週続伸した。
S&P500の11セクターはITの1.78%高を筆頭に、エネルギー、不動産、ヘルスケア、コミュニケーションなど8セクターが上昇し、公益、金融、生活必需品の3セクターが下落した。上昇率トップのITではエヌビディアが4.00%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが5.25%高となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.29%%高となった。
ダウ平均採用銘柄はセールスフォース、アムジェンが2%超上昇し、インテル、IBM、ホーム・デポも1%超上昇。一方、ナイキ、ボーイングが1%超下落した。