1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.39%高の3027.02ポイントだった。深セン成分指数は1.12%高の9434.75ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆552億4400万元だった。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合ったが、終盤に上げ幅を拡大すると、終値は昨年12月1日以来、3カ月ぶり高値だった。週末とあって持ち高調整の売りが相場の重しとなったが、「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕を来週に控えて政策期待の買いが広がった。国家統計局が発表した2024年2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.1となり、市場コンセンサス予想と一致。中国メディアの財新が発表した2月の製造業PMIは50.9と、市場予想の50.6を上回った。セクター別では、貴金属が全面高となったほか、コンシューマーエレクトロニクスや電源設備なども買われた。半面、航空・空港運営や教育、海運・港湾などが売られた。
A株市場では、紫光(
000938)や三安光電(
600703)がストップ高をつけたほか、科大訊飛(
002230)や欧菲光集団(
002456)なども大幅高となった。半面、ウェイチャイ・パワー(
000338)や春秋航空(
601021)、保利発展控股集団(
600048)などが売られた。
上海B株指数は0.70%高の263.18ポイント、深センB株指数は0.06%安の1076.19ポイント。