2024-03-01 |
香港/業界動向/サービス |
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2月のカジノ収入は予想下振れ、観光客数増加も収入の回復は力強さ欠く
マカオ当局が発表した2月のカジノ収入は184億8600万元だった。前年同月比で79%増加したが、前月比では4%減となり、市場予想から下振れた。コロナ前の19年同月の73%にとどまり、1月の77.5%を下回った。2月にマカオを訪れた観光客数が好調に推移していたものの、カジノ収入の回復は力強さを欠いた。『香港経済日報』が1日伝えた。
2月のカジノ収入の発表を受けて、ハンセン指数構成銘柄では前場に高く推移していた銀河娯楽(
00027)が下げに転じたほか、サンズ・チャイナ(
01928)も上昇率を縮小している。
シティグループは2月に発表したリポートで、旧暦新年1−4日目のマカオの入境者数が19年同期に比べ約12%増加したことを踏まえ、2月のカジノ収入の力強い回復を見込み、月間収入は195億パタカに上ると予想していた。
また、マッコリーは春節(旧正月)期間中の観光者数が1日当たりで約19年同期の101%に相当する約17万人に達し、昨年の国慶節連休を47%上回ったとして、2月のカジノ収入は19年同月の73−75%まで回復すると見込んでいた。