大手総合不動産デベロッパー、碧桂園(
02007)は28日朝方、同社の清算を求めてEver Credit Limitedが香港特別行政区高等法院(高等裁判所)に申し立てたと発表した。碧桂園が元金総額16億HKドルのタームローンの元利を返済していないことが理由。裁判所による初回の審問は5月17日に行われる予定。
碧桂園は清算申し立てに強く反対すると表明。法律の専門家にアドバイスを求め、法的権利を守るために必要なあらゆる措置を講じるとした。また、海外の債権者と積極的に意見を交換し、実行可能な再編プランを早急に策定・公表する方針を示した。清算申立人とも積極的に交流し、申し立ての取り下げを含め、協議する意向を明らかにした。
一方、今回の申し立てで碧桂園が清算された場合、申し立て日(2月27日)以降に同社(子会社を除く)が実施した財産の処分や同社の株式譲渡などは、裁判所の認可がなければすべて無効となる。
碧桂園の27日終値は前日比1.37%安の0.72HKドル。