16日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比2.48%高の16339.96ポイントだった。中国企業指数は2.73%高の5558.86ポイント。メインボードの売買代金は概算で706億5000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の16000ポイントを回復した。朝方に一時小安くなったもののすぐに切り返し、上げ幅を拡大。終盤は伸び悩んだが、終値は1月5日以来6週間ぶりの高値だった。米長期金利の低下を背景に前日の米株式相場が上昇し、香港でも運用リスクを取りやすくなった。春節(旧正月)連休明けに中国当局が景気下支え策を追加するとの期待も続いたもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、前日売られた薬明生物技術(
02269)が12%超上昇。都市ガスの新奥能源(
02688)、中国ビール大手の華潤ビール(
00291)も反発した。不動産株の龍湖集団(
00960)、華潤万象生活(
01209)、碧桂園服務(
06098)の大幅上昇が目立つ。乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)、製薬の中国生物製薬(
01177)も高い。構成82銘柄のうち81銘柄が上昇し、中国神華能源(
01088)が前日比変わらずだった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.71%高の3342.73ポイントと大幅に3日続伸。構成30銘柄が軒並み上昇した。万国数拠(
09698)、衆安在線財産保険(
06060)、平安健康医療科技(
01833)、閲文集団(
00772)の上昇率は10%を超えた。