2023-12-07 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、マイナス圏で軟調に推移 貿易統計はまちまち
7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比1.46%安の16222.19ポイントだった。中国企業指数は1.70%安の5567.86ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で446億5000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に下げ幅を拡大し、マイナス圏で軟調に推移した。前日の米株安が嫌気されたほか、中国の景気減速懸念も相場の重しとなった。ムーディーズ・インベスターズ・サービスが5日、中国の信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたが、新たに40以上の中国資本企業と22の地方政府融資プラットフォームの格付け見通しを引き下げたことも投資家心理を冷やした。きょう発表された11月の中国貿易統計(米ドル建て)は、輸出が市場予想を上回った半面、輸入が予想を下回った。
個別では、美団(
03690)やアリババ集団(
09988)、中国平安保険(
02318)、AIAグループ(
01299)が売られて指数を押し下げたほか、信義光能(
00968)や薬明生物技術(
02269)の下落も目立った。原油先物価格の下落を受けてペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)も売られた。半面、康師傅控股(
00322)や京東健康(
06618)、HSBC(
00005)などが買われた。