中国の不動産大手、万科企業（02202/000002）は28日大引け後、商業不動産担保証券（CMBS）を深セン証券取引所で発行すると発表した。27日に同証取は今回の発行に異議がないと表明。同証券の名称は「華泰資管鵬新資産支持専項計画」。発行規模は最大14億3500万元で、期間は最長18年。

　「華泰資管鵬新資産支持専項計画」の裏付けとなる資産は、万科企業が商業不動産を保有する子会社4社と、商業不動産管理子会社2社に提供する14億3500万元の株主融資の債権。これらの子会社が持つ商業不動産とその運営収入を担保として差し入れる。調達資金は借入金の返済、運転資金、プロジェクト投資に充てる。