2023-08-15 |
中国/統計/その他 |
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国家統計局、若年層の失業率公表を一時停止 6月は過去最高を記録
中国の国家統計局は15日、年齢層で分けた失業率の公表を一時的に停止すると発表した。国家統計局の担当者は、経済・社会が変化するなか、統計作業は絶えず改善が求められており、労働力の調査統計も一段と整備する必要があると説明している。『香港01』が15日伝えた。
国家統計局がきょう発表した7月の都市部失業率は5.3%と前月比で0.1ポイント上昇。一方、これまで公表してきた16−24歳と25−59歳の年齢層別の失業率は明らかにされなかった。
中国では若年層の失業率問題が深刻化している。6月の都市部失業率は5.2%だったが、16−24歳に限れば21.3%と5月の20.8%から悪化し、統計のある2018年以降で最も高い水準を記録していた。国家統計局は、中国では6月が卒業シーズンに当たるため、例年6月は若年層の失業率が上昇する傾向があるとしている。