2023-06-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、マイナス圏でもみ合う 米金融引き締め長期化の可能性を意識
8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.39%安の19177.52ポイントだった。中国企業指数は0.75%安の6492.32ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で440億6000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、総じてマイナス圏でもみ合った。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる中、前日の豪準備銀行(RBA)に続き、カナダ銀行(BOC)も予想に反して政策金利の引き上げを再開したことを受け、米国でも金融引き締めが長期化する可能性が意識された。ハンセン指数は前日に終値ベースで2週間ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが重荷となった。
個別では、スマートフォン大手の小米集団(
01810)、スポーツ用品の李寧(
02331)、自動車・電池メーカーのBYD(
01211)、吉利汽車(
00175)が安い。ネット関連株の阿里健康(
00241)、百度(
09888)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)などが反落。半面、2023年1−3月期決算の予想上振れを好感してトリップ・ドットコム(
09961)が買われたほか、本土不動産株の碧桂園(
02007)、龍湖集団(
00960)、海運株の東方海外(
00316)、ガス会社の新奥能源(
02688)も高い。