8日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米国の金融引き締め長期化の可能性が意識され、投資家はリスクを取りにくくなっている。香港市場では前日にハンセン指数が終値ベースで2週間ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが先行している。
指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.43%安の19169.07ポイントで推移。個別では、ネット関連株の阿里健康(
00241)、百度(
09888)、不動管理サービスの碧桂園服務(
06098)、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)が安い。半面、2023年1−3月期決算が予想上振れのトリップ・ドットコム(
09961)が買われているほか、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)、海運株の東方海外(
00316)などが上昇している。