2023-06-02 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:3日ぶり反発、人民元安懸念が後退 本土系不動産株に買い戻し
2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比3.66%高の18883.22ポイントだった。中国企業指数は4.23%高の6409.80ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で623億HKドル。
ハンセン指数はほぼ全面高で始まり、一本調子で上げ幅を広げた。米連邦準備理事会(FRB)が6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が広がるなか、米長期金利が低下し、人民元安懸念が後退した。米議会上院が1日夜(香港時間2日朝)、連邦政府の債務上限を停止する法案を可決したことも支援材料。前日のハンセン指数終値は6カ月ぶりの安値圏だったこともあって、幅広い銘柄が買い直された。
ハンセン指数を構成する76銘柄がそろって上昇して前場の取引を終えた。特に本土系不動産株が大きく買われ、龍湖集団(
00960)、碧桂園服務(
06098)、碧桂園(
02007)などが急反発した。大型ネット株のアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、美団(
03690)の上昇も指数を押し上げた。スポーツ用品の李寧(
02331)と安踏体育用品(
02020)、自動車販売の中升集団(
00881)も高い。